過去ログ - 岡崎泰葉「どんな過去であっても」
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11:名無しNIPPER[saga]
2015/01/09(金) 21:53:46.64 ID:y6sOBbmQo
「今の俺が『わぁ、すごい……』なんて目を輝かせてきょろきょろしてたらおかしいけど」
仕事柄、今の自分にとっては撮影現場なんて最早珍しい訳でも何でもない。
けれども、その時はもちろん生まれて初めて見る光景で。
「まあ、当時は好奇心旺盛な子供だったから、な」
――はしゃぐのも無理はなかったと言えるだろう。
そんなことを思って言ってみれば、何故か泰葉は我慢出来ないとばかりに笑い声を漏らしていた。
「……え? 何か笑うところがあったか?」
思わずそう問い掛ける。
「す、すみません……。ふふっ、さっきのプロデューサーの例え話を、頭の中でイメージしちゃって……」
泰葉が笑う。それはそれは、とても楽しそうに。
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