過去ログ - 岡崎泰葉「どんな過去であっても」
1- 20
8:名無しNIPPER[saga]
2015/01/09(金) 21:50:50.28 ID:y6sOBbmQo

「そんなの滅多にあることじゃないから、舞い上がった母親に無理矢理連れて行かれて……」

 さほど気の進まなかった自分を、半ば強引に引っ張っていく母の姿を思い出す。

 連れて行かれた先には既に見物客が集まっていて、その中には自分の見知った近所の人もちらほらと。

「まあ、でも……いざ現場に着いたら、興味津々にきょろきょろ見回したりして」

 物々しい機材に、多くのスタッフ。その中心に居る、『芸能人』と呼ばれる人達。

 特にピンとくる顔は居なかったけれど、子供ながらにどこかキラキラした印象を受けて。

 嫌々連れてこられたはずが、目の前の光景にすっかり心奪われていた。

「傍目にもよっぽど、その時の俺は楽しそうにしていたんだろうな。撮影の合間に監督が……」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
38Res/20.71 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice