過去ログ - 夕立「恋情は見返りを――」提督「求めない」
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660: ◆2pHIc08LV13v[saga]
2016/07/10(日) 09:29:00.61 ID:3Apg0mIp0

提督「俺から、君に、お願いがある。いや、………………これは、最後の命令だ」

響「……最後?」

提督「あの鎮守府を、君に任せる」

響「え……」

響「……どういう、意味だい?」

提督「私はもう、戦わない」

響「え…………?」

響「何を、考えてるの……?」

響「あなたは、最初に……。初めて会った時に! 人類のために共に戦うと、私たちに告げたはず!」

響「何があったんだ、司令官……?」

響「何か…………今のあなたは、おかしい……」

提督「人類は……」

提督「人類は、今、戦い続けている。深海棲艦と。敵と……」

響「……」

提督「敵とは何だ、響」

響「……深海棲艦だよ、司令官。或いは陸には、大樹なんてものもいるらしいけど……」

提督「そう。彼らは俺たちの生を脅かす危険な存在だ。だから、敵だ。敵なんだ」

提督「戦わなければ、安息はない。だから、戦う」

提督「それが、人の目指す“べき”位置だ」

提督「だけど、いや…………だからこそ、俺は、そこには行けない。辿り着けない……」



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