過去ログ - 夕立「恋情は見返りを――」提督「求めない」
1- 20
665: ◆2pHIc08LV13v[saga]
2016/07/10(日) 09:39:02.22 ID:3Apg0mIp0

榛名「あなた…………自分が何を言ってるか、わかってるの?」

提督「そのつもりだが?」

榛名「くだらない……。何もわかってない」

提督「エフィメラを使う。あれなら可能なはずだ」

榛名「本当に馬鹿ね。あれは私が試みたような呼び掛けとはわけが違うの」

榛名「電脳空間上に走る意識は“パッチワーク(継ぎ接ぎ)”として定義される」

榛名「それは根源的に魂が、ある任意の観点からのまとまった全体としてしか定義出来ないことの裏返しとも言える……」

榛名「あなたを一度取り込めば、あなたはあのシステム全体の一部として消えるまで走り続ける。サルベージは出来ない」

提督「覚悟の上だ」

榛名「断じて許可出来ない。何が目的なの?」

提督「夕立を助ける」

榛名「あらそう。なら複製を提案するわ。それで得られる結果は同じはずよ」

提督「その選択はあり得ない」

榛名「なぜ?」

提督「そこに…………夕立の隣に、俺がいないからだ」

榛名「いいえ。彼女の隣には、あなたはいることになる」

提督「“俺”がいないと言っている!」

榛名「……あなたの能力は知っているわ。あなたが戦線から離脱することを、そう易々と看過することは出来ない」

提督「俺と、戦うつもりか?」

榛名「…………本当に、正気なの?」

榛名「何、が……?」



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
682Res/467.56 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice