過去ログ - 男「一から始める」義妹「兄妹関係」
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13:名無しNIPPER
2015/01/12(月) 23:50:42.95 ID:0bpOksLA0
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祖父母の家から歩くこと十五分。連なる山々にピタリと寄り添う形で流れゆく河川に二人は訪れた。
もちろん、水着やゴーグルといった川で遊ぶ際に必要な道具は持っていない。できることといえば精々が川の浅瀬で水遊びをするか透き通った川の中で泳ぐ魚たちを見るかくらいだった。
そして、川に到着してから三十分が経つ頃にはやることが尽きてしまい、妹は時間の経過と共に不満を口にしだした。
妹「兄さん、やることがないです」
男「うん」
妹「兄さん、暇です」
男「うん、そうだな」
妹「兄さん、帰りましょう」
男「いや、まだ来たばっかだし」
よほど暇なのか、妹は近くにある大人一人は座れるほどの大きな石に腰掛けながら足をぶらつかせていた。
対照的に男は自分が半ば無理やり連れてきたという責任感があるのか何か妹の興味を引くようないいものはないかと考えを巡らせていた。
と、そんな最中。妹は先程までと同じ調子で再び口を開いた。
妹「兄さん……」
男「わかってる、暇なんだろ? 今なにかする事考えているから待っ……」
妹「キスをしましょう」
そう言われた瞬間、男の頭の中は真っ白になっていた。
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