過去ログ - 男「一から始める」義妹「兄妹関係」
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22:名無しNIPPER
2015/01/14(水) 18:39:36.64 ID:Is9am8Mh0
妹「ふふっ、やっとこっちを向きましたね。全くもう……変なところで意地っ張りなんですから、兄さんは」

 交わる瞳と瞳。ニコニコと自分を見て笑顔を浮かべる妹に先ほどまでの状況を思い出した男は再びプイッと顔を逸らして再び先へと進んでゆく。
 そうしてどれほどの時間歩いたか。二人の前には大きな滝、そして広く、深い川へと辿りついた。
 さすがにここまでずっと歩きずくめだったため、二人ともすっかり息が切れていた。
 男は子供特有の好奇心、妹は心を許している人と共に好きなことをしていられるという自由な時間から子供にとっては辛い山道でも、ここまではさして疲れを感じなかった。
 だが、目に見えてわかる終点にたどり着いたことである意味特に定めていなかった目的を達成した気持ちになり、ここまで意識していなかった疲労がドッと押し寄せてきたのだった。

男「ふぅ〜。疲れた〜。休憩、休憩」

妹「さすがに結構な距離を歩きましたからね〜」

 まるでそうあるのが当たり前のように近場の石場に腰掛けた男の隣にピタリと寄り添うように妹は座った。



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