過去ログ - 魔法使い「なんだよ」女騎士「分かってるだろう?」
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19: ◆kMdoUJ39Cc[saga]
2015/01/12(月) 22:52:00.89 ID:yA6qElw/0
夜営するにはまだ早い時間、かといってボーっとしてるわけにはいかない。

街道と並行して延びる森林はハーピィの巣。派手な登場に対して、当然奴らは襲い掛かってくる。

女騎士「来るぞ、夜営の準備を頼む」

魔法使い「うるさいな…雷の魔法でいいな?」

女騎士「なんでもいいさ。だが」

何でもないように、全く気負わずに剣を振り下ろす。もちろん敵は遠いしそもそも空を飛んでいる相手に当たるはずもない……普通なら。

女騎士「私が全て落とす前に撃った方がいい。無駄打ちは勿体ないだろう」

魔法使い「斬撃飛ばしって……半分減ったぞ」

女騎士「この辺りのハーピィ相手なら当然さ。さて、もう一撃」

魔法使い「っ、雷撃!」

手の平を空に向けると、バチバチと甲高い音を立てて閃光が走る。

羽を焼かれて落ちていくのは立派な戦果、なんだけど。

女騎士「うん、やはり威力が上がってる。魔力量が上がったせいか? いい感じだ」

魔法使い「半分以上残ってるけど…」

女騎士「ん。任せてくれ」

またも無造作な剣。横薙ぎに払った先のハーピィを全て斬り捨てた。

女騎士「これでハーピィは全部森に落ちたな。死体は森の動物が処分してくれるだろう」

魔法使い「……なあ」

女騎士「どうしたんだ? そろそろ夜営の場所を」

魔法使い「何匹か討伐の証拠があった方がいいんじゃないか」

女騎士「……ついでに晩飯の食材も獲ってくる。森の動物でいいか?」

魔法使い「僕は夜営の準備しとく…」

本当に。本当に微妙に抜けてるよな。



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