過去ログ - もしもあの時貞本エヴァでシンジのサルベージがうまく行かなかったら
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名無しNIPPER
[saga sage]
2015/03/01(日) 13:35:39.53 ID:vuN0ax+40
==== 夕暮れ 零号機の爆発クレーター 湖畔 ====
シンジ「……」
(携帯電話を耳に当てて佇んでいるシンジ)
(荒れ果てた岸辺 ビルや家屋の残骸が散在している)
自動音声『――1件の新しいメッセージがあります。 1番目のメッセージ。23日、午後、2時、18分』
ケンスケ『碇……僕だよ。ケンスケ。悪いけど、君には会わないで行く』
シンジ「……」
ケンスケ『っていうか、もう一生会うこと無いかもしれないな』
シンジ「……」
ケンスケ『だって、そうだろ? 僕たち……笑って会うなんてこと、もう絶対に無理だもんな』
シンジ「……」
ケンスケ『じゃ、がんばれよ。さいなら』
自動音声『再生が、終わりました。メッセージは以上です――』ピッ…
シンジ「……」
(携帯電話をもった手をだらりと降ろすシンジ)
チャプ……チャプ……
(岸辺に打ち寄せる波)
シンジ「ケンスケも委員長も……クラスのみんなも家を失って他のところへ行ってしまった」
レイ「……」
(呟くシンジの傍ら シンジの横顔を見ているレイ)
チャプ……チャプ……
シンジ「誰もいなくなってしまった……ネルフの外には……友達と呼べる人は誰も……」
レイ「碇くんのせいじゃない……鈴原くんのことも」
シンジ「……」ピクッ
チャプ……チャプ……
レイ「いつか、わかってもらえる」
シンジ「そう……なのかな……」
チャプ……チャプ……
レイ「大丈夫だから」ソッ…
(携帯電話を握ったままのシンジの左手を右手で包む)
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