過去ログ - もしもあの時貞本エヴァでシンジのサルベージがうまく行かなかったら
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180:名無しNIPPER[saga sage]
2015/03/09(月) 00:42:42.19 ID:oCERGqJG0

   (高度を上げるVTOL)

シンジ「どうして父さんが……」

レイ「明日は、鈴原くんの月命日だから」

シンジ「えっ?」

レイ「碇司令は、鈴原君の告別式の会場に入れてもらえなかったの。だから――」

シンジ「じゃ……じゃあ、この花は……」

レイ「当日だと、人が来るから」

シンジ「……そうだったんだ……」

キイイイイイイイィィン……

   (遠ざかるVTOLを見送る三人)

   :
   :

シンジ、レイ「……」ザッ…ザッ…

   (バス停に向かうシンジとレイ)

シンジ「……あの……ごめん、今日は無理言って」

   (シンジの顔を見るレイ)

シンジ「おかげで、やっとお参りできた。……ありがとう」

レイ「ううん、いいの」

   (視線をもどし、はにかんだ笑みを浮かべるレイ)

   :
   :

   (バス停から向かってくる墓参の人々とすれ違う)

シンジ「……?」

   (ふと顔を上げるシンジ  人並みの中の顔が目に留まる)

シンジ「!」

   (少し離れたところで立ち止まり目を見開いているヒカリとケンスケ)

シンジ(委員長……ケンスケ……)

   (一瞬、見つめ合うシンジたちとヒカリたち ヒカリたちを残して歩み去る人々)

シンジ「……」フイッ…

   (いたたまれなくなって視線をそらし、また歩き始めるシンジ)




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