過去ログ - 花陽・凛「むかしのおはなし」
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28:名無しNIPPER[saga sage]
2015/01/10(土) 02:49:32.10 ID:4SamdYiW0



帰り道も出来るだけ彼女のそばにいることにした。

彼女の後ろを黙って歩いていると、不意に彼女が凛の横に並んでこう言った。


「星空さんは、さ…私には何もして来なかったですよね…。陰口とか言ってなかったのも知ってます…。だ、だから…その」


すごい嬉しかった。彼女から口を聞いてくれたんだから!これは大事な一歩。

すかさず私は答えた。


「口聞いてくれてありがと。ねえ、同じクラスなんだから敬語やめない?」

「うぇ、あ、…敬語は…クセみたなものなので…」

「そんなこと言わずにさー、ね?」

「そ、その…じゃあ、慣れてきたら…敬語はやめますから…」

「やったぁ、待ってるからね」


これで今日の会話は終わり。少しの会話だけど、これは大きな収穫。

小泉さんは、少しづつではあるけど凛に心を開いてくれている…そう思うだけで明日も頑張ろう!っていう気持ちがわいてきた。

もうこの時点でいじめとか全く気にならなかった。凛は強い子だからね。




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