37:名無しNIPPER[saga sage]
2015/01/10(土) 02:56:34.80 ID:4SamdYiW0
「そうなんだ…じゃああの時ぶつかってなかったら?」
「そしたら凛はずっとあの子たちと一緒にいて、かよちんがいじめられるのを見て見ぬ振りをしてたんじゃないかな」
「そっか…。じゃああの時ぶつかっててよかった」
「凛もそう思ってるよ」
「ふふ、凛ちゃんってば変な人…。ホントに、へんな…」
そこで言葉に詰まるかよちん。ふと顔を横に向けると、かよちんの二つの目から溢れんばかりの涙が流れていた。
だから凛は無言で抱きしめた。新幹線の車内だからとか関係ないよ、ただここで凛が抱きしめてあげなきゃいけない気がしたから。
かよちんが落ち着くまで、凛はかよちんを抱きしめ続けた。
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