過去ログ - 【艦これ】提督「ちんじふ裏らじお」【安価】
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48: ◆oMS.oR7QexOG[sage]
2015/01/10(土) 15:23:16.97 ID:Q9BSG/7Jo

元帥「――だ、そうだが?」

大淀「……そういうわけにもいきません。ここでわたしが仕事を放棄すれば、鎮守府にどれだけの負担がかかるか――」

大淀「むかしのように、提督に倒れてしまわれるわけにはいきませんから」

元帥「それならお前が代わりに、か? お前が倒れたら、あいつもずっとそのように気に病むと思うが」

大淀「わたしなら大丈夫です、慣れているもので」

元帥「(…………どこかの巫女娘と同じことを言いやがって)」

 
元帥「そうか。それなら気の済むまで任せよう――と、言いたいところだが」

元帥「いちど、電波に乗せてしまった発言を撤回することの手間、おまえなら理解できると思うが」

大淀「……それは、提督にお願いして撤回していただくほかありません」

元帥「あいつは意地でも撤回しないと思うがな。……ほら、聴いてみろ」トントン


 提督『大淀さんが放送に参加している間、その時間に行わなければいけない事務作業は――』

 明石『このわたし、明石先生におまかせくださいっ! すでに、一部の書類の引き継ぎは完了してあります!』

 榛名『ちなみにほかの作業も、このラジオが始まる前日に夜を徹して完遂させました!』

 提督『当ラジオでは、温かいお茶と冷たいお菓子を用意して大淀先生をお待ちしております!』


大淀「――――」

元帥「……おまえの疲労くらいは、あいつならすぐに見抜いてくる」

元帥「観念して、あいつの鎮守府へ戻ることだな。それにいつまで経ってもこの部屋を占拠されちゃかなわん」

元帥「年末の清掃も行き届いていなくてな。この部屋も片したいからさっさと帰ることだ」

元帥「…………」ペラリ

元帥「ふうむ…………」

元帥「見たところ、急を要する書の類はないようだな。積んである書類はこちらから郵送させよう」

元帥「張った肩でも揉みながら、その身一つで帰るがいい」

大淀「は――。……はい、し、失礼いたしましたっ!」パタパタ


元帥「…………」

元帥「……この書類、期日までに提出できる量ではないな。下地は出来ているようだし、こちらで引き受けることとするか……」


――――

――





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