47: ◆lpZZ3dyyYY[sage]
2015/01/12(月) 17:28:03.72 ID:tveq1VRLo
沙織「綺麗な満月。大洗を完全に支配している私達を、祝福してくれてる。やだもー」
満面の笑みを浮かべる沙織。
麻子「藤原道長の心境だな。この世をばわが世とぞ思うもち月の欠けたることのなしと思えば、だな。」
48: ◆lpZZ3dyyYY[sage]
2015/01/12(月) 17:29:05.56 ID:tveq1VRLo
アナ「それでは今日の諺コーナーです。」
地元のローカル番組の様で、水を差された優花里は直ぐにテレビを切った。楽しそうに来月の戦車道全国大会
決勝戦の計画と、みほの誕生パーティの計画を話し出すあんこうチーム。
49: ◆lpZZ3dyyYY[sage]
2015/01/12(月) 17:31:27.10 ID:tveq1VRLo
鑑識室
右京「状況はどうですか?
米沢「ほとんど真っ黒ですな。現場に落ちていた、ボールペンからは容疑者伊東の指紋がべったりと。」
50: ◆lpZZ3dyyYY[sage]
2015/01/12(月) 17:32:15.03 ID:tveq1VRLo
青梅署 取調室
伊東「私は殺していません!」
伊丹「ふざけんな!現場からお前の指紋が出ているんだよ!しかも、近所の犬に噛まれているだろ。」
51: ◆lpZZ3dyyYY[sage]
2015/01/12(月) 17:35:13.23 ID:tveq1VRLo
伊東「無理やり手籠めにしたのは認めます。学園艦存続を餌にして。」
伊丹「救いようのないクズだな。」
その時、扉をたたく音が。
52: ◆lpZZ3dyyYY[sage]
2015/01/12(月) 17:36:04.40 ID:tveq1VRLo
伊丹「被害者に会えなかった事を、印象付ける為の裏工作では。」
亨「旅館のご主人は、小声で呟く様に言っていたと。その時至近距離に居た訳でもありません。」
芹沢「相手に聞こえない様な声で呟いても、アリバイ工作になりませんよ。」
53: ◆lpZZ3dyyYY[sage]
2015/01/12(月) 17:37:02.17 ID:tveq1VRLo
喉の渇きを訴えた為、留置室に戻す前に警官が水を持って来た。
水を飲もうと手を伸ばそうとした瞬間、再び伊丹刑事が戻って来た。
54: ◆lpZZ3dyyYY[sage]
2015/01/12(月) 17:38:21.23 ID:tveq1VRLo
亨「本当ですか。なんて運の悪い真犯人なんだ。」
伊丹「適当な事言ってるんじゃねえだろうな?場所と時間を教えろ。」
伊東の説明によると、時刻は午後10時20分頃で場所は、ちょうど青梅市との堺くらいにある山間部から、やや開けた所
55: ◆lpZZ3dyyYY[sage]
2015/01/12(月) 17:41:14.22 ID:tveq1VRLo
伊丹「俺達は送検手続きや、拘置請求の延長とかあるんで一度本庁に戻ります。」
芹沢「後はよろしくお願いします。」
伊丹は、面倒なことは特命に押し付けて帰る事にしたらしい。
56: ◆lpZZ3dyyYY[sage]
2015/01/12(月) 17:45:10.44 ID:tveq1VRLo
刑事部長室
内村「伊東の犯行(殺人・死体遺棄)に疑問があるだと!」
中園「多少疑念が出ているとか。緻密な犯行ですが、東大出身のエリートが間抜けにも指紋付の証拠を、現場に残してくる
のは確かに不審です。」
57: ◆lpZZ3dyyYY[sage]
2015/01/12(月) 17:46:14.89 ID:tveq1VRLo
記者会見でも、記者達は事件よりも容疑者の過去の女性遍歴ばかり聞きたがるので、正直うんざりしていた。
中園「被害者側に恨みを持っている人物がいないか、やはり調べるべきではありませんか?」
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