過去ログ - 戦刃「わ、私が苗木くんの専属メイド?」
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10: ◆6zDpBnlluo[saga]
2015/01/11(日) 21:27:12.36 ID:x0VhUo5hO



戦刃「はい、どうぞ召し上がれ」

苗木「……戦刃さん。これは?」

戦刃「レーション、だけど……」

苗木「あ、うん、いや、どうしてこれを夕食に選んだのかなーって」

戦刃「私、レーション温めるくらいしかできないから……。あ、でもレーションも美味しいんだよ?栄養もあるし、長持ちだってするし……」

苗木「…………」

戦刃「ご主人タマ、食べないの?」

苗木「た、食べるよ!ただ、日常生活でレーションを食べる機会って無いからちょっと珍しいなーって思ってただけで……」

戦刃「戦場に行けばいくらでも食べれる……。あまり食べすぎても飽きちゃうけど」

苗木「そ、そうなんだ……」パクッ

苗木「あ、食べてみると意外と美味しいんだね」

戦刃「き、気に入ってくれた……?」

苗木「うん。ボク、こういう食べ物ってあまり美味しくないかもって勝手に思ってたから何か申し訳ないな……」

戦刃「戦場においては食事は数少ない娯楽だから……。味が美味しくないと兵士の士気が下がってその戦争は負けに繋がることもあるの。だからこういった保存食は誰が食べても美味しくなるように万人受けする味になっているの」

苗木「へえ」

戦刃「ご主人タマも缶詰めやカップラーメンは食べたことあるよね。レーションもそれらと同じようなものだと考えればいいかな。災害があったとき被災地に届けられたこともあったの」

苗木「なるほど、確かに保存食は万人受けする味だね。戦刃さんって物知りなんだね」

戦刃「……そんなこと、ない。ジャンルは偏ってるし、私ばっかり喋っちゃうし……」

苗木「いいんだよ。ボクも戦刃さんの話、もっと聞いてみたいな」

戦刃「それなら……私が戦争で中東に行った時にレーションに助けられた話でも……」



2時間後



戦刃「それでその時レーションの中のアーミーナイフが無かったら私は今頃ここにはいなかったかもしれない……」

苗木「そ、それは……大変だったね……」


苗木(聞かない方がよかったかな……)


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