過去ログ - 戦刃「わ、私が苗木くんの専属メイド?」
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◆6zDpBnlluo
[saga]
2015/01/13(火) 22:54:00.40 ID:7imY/sYrO
娯楽室
セレス「あら。逃げずに来てくれたんですね、嬉しいですわ」
苗木「逃げたら後が怖いからね」
セレス「そして……改めて近くで見ると似合ってますわよ、戦刃さん」
戦刃「あ、ありがとう……」
セレス「それで苗木君。メイドとして働かせている以上、ここ数日で彼女の働きは良いものになってるはずですわよね?」
苗木「えっと……まあ……それなりには」
セレス「でしたら戦刃さん、さっそくロイヤルミルクティーを淹れてもらえないでしょうか」
戦刃「え……。でも私、苗木くんの専属メイドだし……」
セレス「苗木君はわたくしのナイト候補です。そのナイト候補のメイドはわたくしのメイドと等しいことですわ」
苗木「自分で淹れるって選択肢は無いんだね」
セレス「戦刃さんが淹れてる間にわたくしたちは優雅にゲームを楽しむとしましょう」
苗木「一方的な搾取の間違いじゃ……あれ、セレスさんの後ろにパソコンがあるけど、あんなのあったっけ?」
セレス「ああ、あれですか。何でも学園が極少数の意見を取り入れて用意したゲームだとか。わたくしはギャンブル以外のゲームには興味ありませんから詳しいことは分かりませんわ」
苗木「どれどれ、ボクがやってみるか。……何だこれ、英語?アメリカのゲームかな」
戦刃「このタイトル……もしかしてFPS?」
セレス「戦刃さんはご存じですの?」
戦刃「うん。ファーストパーソンシューター、略してFPS。一人称視点で操作する3Dゲームで戦車や銃器の作りがとても」
セレス「もう結構ですわ。黙ってくれません?」
戦刃「やっと設置されたんだ……。何度も頼み込んだ甲斐があった」
苗木「極少数の意見って戦刃さんのことだったのか……」
セレス「それの正体が分かったところでわたくしには何の影響も及ぼしせんがね。というわけで早くロイヤルミルクティーを淹れてきてくださいません?」
苗木「戦刃さん、悪いけど……」
戦刃「う、うん……」チラッ
苗木「…………」
戦刃「…………」チラッ チラッ
苗木「やりたいの?」
戦刃「うん……」チラッ
苗木「はあ……。ボクが淹れてくるよ……」
戦刃「あ、いや、わ、私が……」
苗木「その状態だと仕事に支障を来すかもしれないから……」
戦刃「ご、ごめんなさい……」
セレス「こんな役立たずなメイド、初めて見ますわ」
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