過去ログ - 【咲SS】京太郎「神の一手は俺が決める!」アカギ「クク……やってみろ」【アカギ】
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36: ◆RwzBVKdQPM[saga]
2015/01/11(日) 19:51:37.27 ID:sQ+gYLVio


ひろゆき「前にも言いましたけど、プロなんて興味ありませんから」

秋一郎「……」

 ひろゆきが頑なに拒む麻雀プロリーグ
 それにはちゃんとした理由があった

ひろゆき「大沼さんも知ってるでしょう? 男の強いのは”裏”にいるって」

 そうだ、この世界での男雀士の大半が裏の世界で生きている
 組の代打ちとして、勝負師として、あるいは政治家として

 生きるか死ぬかのギャンブルの炎に身を焼かれながら今を生きる

 そうした無頼こそが強者

ひろゆき「じっさんには悪いですけど、おままごとじゃ俺は満足できません」

 ひろゆきの目的はあくまで【あの人】に近づくこと
 あの人を越えること

 それなのに、命のやり取りの無いプロで戦うなんて
 とてもじゃないが納得できることではなかった

秋一郎「……そうじゃな。麻雀がメジャーになってから、どこかおかしくなっちまった」

 昔はこうじゃなかった
 実力のある者が、しのぎをかけて戦う場であったプロリーグ
 裏では組が糸を引き、麻雀賭博が横行していた ※サッカー賭博のようなもの

秋一郎「しかし今じゃ、アイドルを作り出す場じゃ」

ひろゆき「可愛くて、カッコイイそこそこを打たせておけば人気が出ますから」

 会場の入場費、グッズ販売
 それだけで、賭博以上の安定した収支が得られるのだ

 今やヤクザが警察に押さえつけられていることもあり、
 麻雀社会は大きく変動を遂げていった

ひろゆき「最も、激戦区の女子はなかなかイイ線行ってると思います」

秋一郎「じゃろうな、あやつらは本当に強いぞ」

 そういったスジに進まない女子は、純粋にプロを目指す
 自然に集うのは本物の強者

 男子のエセプロとは大きく違った、本物の打ち手

ひろゆき「それでも、俺から言わせれば綺麗な麻雀ですけど」

 超能力頼みの闘牌など、ひろゆきにしてみればお笑いだ
 そんな次元では無いのだ

 あの男の闘牌は、生き方は

秋一郎「……アカギ、か」

ひろゆき「っ!!」

秋一郎「なぁひろゆき。お前も近々50になり、生前のアイツに追いつくじゃろ」

ひろゆき「……」

秋一郎「そろそろ、潮時じゃないのか?」

                                         


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