過去ログ - 【咲SS】京太郎「神の一手は俺が決める!」アカギ「クク……やってみろ」【アカギ】
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47: ◆RwzBVKdQPM[saga]
2015/01/11(日) 20:01:13.41 ID:sQ+gYLVio



 京太郎の起死回生の和了の後、久の提案でほんの少しの休憩時間が用意された
 泣いても笑っても最後の半荘

 あと一歩まで追いついた京太郎に対し、久はある対策を練ろうとしていた

久「……」

まこ「部長、なんで止めなかったんじゃ?」

久「まこ……」

まこ「わしは、京太郎のあんな姿は見とうなかった」ギリッ

 染谷まこの知る須賀京太郎は……平凡で、素朴な打ち手
 だがそれでも強くなろうとする愚直さ、真摯さをまこは評価していた

 それはもはや、ただ一人の後輩に向けるものではなくきっと――
 
まこ「なんで、ここまで追い詰める必要があるんじゃ!」

 一つの、好意だったのかもしれない

久「……まこ、黙って」

まこ「っ!?」

久「私はね。みんなの為を思ってるの」

 京太郎に好意を寄せる咲や優希、まこが戦えなくなる
 それだけは絶対に避けるべきこと

 学校中が期待しているのだ
 それだけではない、この街に住む人達……長野に住むほとんどの人が思っている
 
 プロでも活躍が期待されている咲や和
 その輝かしい未来を奪うわけにはいかない


 例えその為に自分の想い人が苦しもうと……


久「私自身が、鬼になっても」

まこ「……」ブルブル

久「それにね、もう遅いのよ」クスッ

 あるいは既に、久は壊れているのかもしれない
 一人で背負うには余りある重圧

 その期待に奔走され続けた少女の運命は――

久「須賀君はもう離さないわ。ずっと……ずっとね」ポロッポロッ

まこ「……まさか?」

久「えぇ……次で終わりよ。絶対に」 つ 携帯

 既にねじ曲がってしまっているのだから




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