過去ログ - 【咲SS】京太郎「神の一手は俺が決める!」アカギ「クク……やってみろ」【アカギ】
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95: ◆RwzBVKdQPM[saga]
2015/01/11(日) 21:17:55.11 ID:sQ+gYLVio


 これからが反撃の時

京太郎「……」

 しかし、ここまで冷静に藤田靖子のオカルトを分析してきた京太郎だが
 ただ一つだけ絶対に自信を持てないことがあった


京太郎「(支配を破る為の……方法だ)」


 咲やあの天江衣――大星淡のように
 場を支配し、牌の位置を自在に操る力
 
 それが――いつ決定されるのか、ということ


京太郎「(我ながら何を馬鹿なって思うけど……あいつらの力ってそういうもんだろ)」

 つまり――

・牌を引く時に有効牌に変わる

・最初から運命づけられてその位置に存在する

 この二通りのどちらであるのかが、重要な鍵となる

京太郎「(……分からない。どちらもあり得るし、その判断はここじゃ付かない)」

 そう、こればかりは分からない
 それに2である場合、京太郎にはもうどうしようもない

 このまま負けを認めるしかなくなってしまう

京太郎「(だが、1のパターンならまだ可能性がある)」
 
 オカルト持ちが牌を引く時――
 触れた時に牌が決定されるのであれば

京太郎「(俺にも――やれる!!)」
 
 望みの薄い策ではある
 だが、0よりは1

 ――やらなければ、何も変えられない

京太郎「(それが、さっきの牌への接触)」

 そう、京太郎は先ほどの嶺上牌のツモである一つの作戦を決行していた

京太郎「(イカサマスレスレだけどな……)」ニッ

 嶺上牌を引く時に、その下の牌――
 次に惹かれる牌に少し触れたのである
 
 上から軽くちょんっと押す程度であったが
 牌をツモる動作で、ずれた牌を直すレベルの動きだ

京太郎「(そう、藤田プロが引く前に俺が触れた。つまり、あの牌の支配は俺にある)」

 とんだ屁理屈、子供の理論
 だが京太郎は本気だった

京太郎「(つまり今度は俺が引く牌を――次に藤田プロが奪う形になる)」

 当然、そんな保証はどこにもない
 そのまま和了牌を引かれて負ける可能性だって大いにある

京太郎「(だけどもし俺にほんの少しのオカルトがあれば――)」

 京太郎が触れた瞬間に牌は決定され、そこに位置することになるハズだ
 
京太郎「(言わねーけど、藤田プロ。俺のオカルトはへなちょこだぜ?)」




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