14:名無しNIPPER[saga sage]
2015/01/12(月) 01:08:49.53 ID:GdVxBNigO
…私は結局不安なのだ。
このままのうのうとは生きていけないと分かっていても、そうするしか生きていけない。
そして、崖っぷちに立った時に初めて私は恐怖する。
私は、自分の足で、自分の道を決めて歩くのが怖かった。
だから色々なものを着飾って、自分じゃない誰かを演じて、仮面をつけて歩いてきた。
魔法使いが私をお城には連れて行ってはくれない。
そんなこと分かっていたのに、私はいつか魔法使いが来ることを心のどこかで願っていた。
「何で…何で私だったんですか…」
「…」
「…」
「笑顔です」
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