過去ログ - 士郎「少年ジャンプが聖杯……?」
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3: ◆eMJNXWLM2MUC[sage]
2015/01/12(月) 10:26:35.95 ID:loDePEgzo
さて、この場合はどうしようか。日曜だし、学校もないから無理に起きる必要はない。
それに寝起きの悪い遠坂のことだ、無理やり起こせば不機嫌になるかもしれない。
しかしこのまま起こさなければ後で、「なんで起こしてくれなかったのよ!」という理不尽な責め苦が待っている事だろう。
……なら、無理やり起こしたほうがいいかもしれない。
後から不機嫌になられるのも面倒だし、約束は守ったほうが後腐れがない。
意を決してドアノブを捻ると、ベッドではなく床で眠っている遠坂凛がそこにいた。
スースーと寝息を立てる遠坂の姿は、寝巻ではなくいつもの赤服だった。
凛「ん、んん」
モゾモゾと寝返りを打つ遠坂に近づき、近距離で朝の挨拶をしようとしたその時。
床に散乱している本の中に、見慣れぬ雑誌が混ざっていることに気がつく。
背表紙のタイトルが目に入ると、思わず声に出していた。
士郎「『週刊少年ジャンプ』……?」
疑問形で口に出たのは、その雑誌を知らないからという訳ではない。
その雑誌が、あまりに遠坂の趣向と違っていたような気がしたからである。
しかもよく見ると、その雑誌は1冊でなく、何冊も転がっていた。
どうやら遠坂は、昨日からずっとこれを読んでいたらしい。
一体何の心境の変化だろうか?
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