過去ログ - 安価とコンマで異世界ファンタジー その3
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◆7m3grp2dM2
[saga]
2015/02/12(木) 22:41:54.29 ID:e6lOrbMfo
……僕は何故か、子供に手を伸ばした
「毛むくじゃらでおっきな手……でも、君の手はあったかいね」
僕の掌に顔を当てて、柔らかく微笑む
子供の言葉に自然と涙が零れた
………これで、最後にしようと思った
この出会いは偶然だとは思えなかった
僕はきっとこの子供にもう一度会うために生きながらえていたんだと思えた
だから、これで本当に最後にしよう
誰かを愛するのはこれで最後にしよう
「君の名前は?」
子供が僕に訊ねる
「……レオ」
「レオだね。僕の名前は――」
「テイシロ」
「えっ?なんで…知っているの?」
分からない
理由なんて分からない
でも、初めて会ったときもこう思ったはずだ
ナナリーさんも、忘れてしまった友達も
僕なんかに笑顔で話しかけてくれた
その時にこう思ったんだ
「君が太陽みたいだったから」
僕は再び僕の太陽に巡り合った
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