151: ◆Q3uVz89CEE[saga]
2015/01/18(日) 08:27:06.72 ID:0ZJIooZQo
雨。
冬にもかかわらず、空高く飛んでいる雲から雨粒がなだれおちてくる。
決して男の欲望を洗い流すことはできずに、窓に張りついていく。
男は悟る。
もう戻れないと。
男(……なんで俺はこんな風になっちゃったんだろうな)
幼馴染「おとこ、どうしたの? 早くたべなよ。あまり時間ないよ」
男「……ああ」
項垂れる。
外は土砂降り。
いつまでも振り続けるのではないかと思うほどだ。
空は暗くなる。
永遠に明るくなることはなさそうだ。
それらはまるでこれからの二人を示しているかのようだった。
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