228: ◆Q3uVz89CEE[saga]
2015/01/20(火) 06:41:30.00 ID:l9CUPdedo
幼馴染「ふぅー。ああ気持ちよかったっ!」
男「お疲れ」
幼馴染「じゃあ帰ろっ!」
男「ああ」
幼馴染「あーそういえば食べ物買ったんだった! よいしょっと!」
男「おい、なんで二つももつんだ?」
幼馴染「えっ、だって次は私の番かなと」
男「いまやったばっかで手痛いだろ、無理するな。ほれっ、俺も片方もつから」ヒョイッ
幼馴染「う、うん……ありがとう」
薄暗くなり街灯が灯りはじめそうな時間に彼らは行く。
一つのものを片方ずつ持ちながら。
力強く胸を張って互いを支えあい、地のついた足取りで決して明るくない道を進む。
しかし、家につけば温かい温もりを持った笑い声が響くだろう。
彼らはそんなことを頭に浮かべながら、互いの歩幅に合わせて、体からあふれんばかりの
思いを足取りに乗せると、ゆっくりと歩いて行った。
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