過去ログ - 明石「できましたよ提督!入渠の効果を飛躍的に高める入浴剤です!!」
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27: ◆XDUVebLR5rOw[saga]
2015/01/14(水) 12:44:47.67 ID:HKogPGCoO
それからしばらく二人、なんとなく会話がしづらくなってじっと湯に身体を預けながら無言で過ごしました。
正直なところ、入浴剤としての効果が優れたものであるのは確かだと考えられます。
粘度が明らかに高いことと見た目を度外視すれば、
いつもの入渠に比べて明らかに身体の温まり方が優れていたし、汗の出方も素晴らしく、また香りも華やかで心地よくリラックスできました。
 
けれどいい加減沈黙に耐え難くなって、瑞鳳さんに適当な会話を切り出そうとしたところでまた異変が起こったわ。

「ねえ、ところで瑞鳳さん……っ!?」

「はい?」

瑞鳳さんが、とても可愛らしく見えたの。

それもただ可愛らしいというだけじゃない。
それを言うなら彼女はいつだって可愛らしい女性ですから。
でも、ここで言う意味は、違った。

「どうしました?大鳳さん」

潤んだ瞳。熱った頬。暑さの為かぷっくりと膨らんだ紅く小さな唇は半開きになって、舌っ足らずな声で喋る度ちらちろと可愛らしい舌がこちらを覗いている。
額にじっとりと滲んだ玉のような汗が絹のように白く細い肩に一滴垂れ落ち、つぅ、とガラス細工のように儚い曲線を描いて湯気立つ半透明な白濁液に流れ落ちて溶けていった。

「…」
 思わず息を飲んだ。
綺麗と思ったの。それ以上同じ女性として思わず嫉妬してしまうくらい。
でも、それ以上に、欲情してしまった。
そんな自分に戸惑ったりもしたわ。

「大鳳さーん?」

そんな私の心などわかる知る由もなく…
瑞鳳さんは小鳥のように愛らしく首を傾げ、溶け切った笑顔で私に笑いかけた。

「えへへ。このお風呂、最初はちょっと気持ち悪かったけどぉ〜」

舌っ足らずに。無邪気な笑みで。

「なんだかんだきもちひ〜ねぇ〜」


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