過去ログ - 明石「できましたよ提督!入渠の効果を飛躍的に高める入浴剤です!!」
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40: ◆XDUVebLR5rOw[saga]
2015/01/14(水) 20:19:24.54 ID:HKogPGCoO
(なんなのよこれっ!?)

鈍い私にも、自分がどうかしていることはすぐにわかったわ。
でもそれが何故なのか、明らかにあの入浴剤が原因だというのに、その時は思い当たる余裕さえなかった。
混乱の果てに、結局はただただそこにいる天使のように愛らしい女性の姿に見惚れ、それ以上の疑問を放棄してしまっていた。

「どうしたの?のぼせちゃった?」

心配そうに形の良い眉を寄せ、私の顔を覗き込む彼女。
そんなことを尋ねてきた自分こそ、熱いのか、火照った顔で「ほぅ…」と息一つ。
色っぽいため息で私の顔を甘く熱っぽくくすぐっていったくせに。

そんなことをされて衝動的に襲いかからなかったのは、まだギリギリ理性が残っていた故かしら?
あの時の気持ちの昂ぶり様を思い返せば、自分でも不思議なくらいよ。

「な、なんでもないの。ごめんなさい」

「ううん。大丈夫ならいいの。ただ」

「ただ?」

「ちょっと心配だったから」

そこまで言って瑞鳳さんは、自分の台詞に照れたのか急に俯いたわ。
そしておもむろに粘液になったお湯を手で掬い、顔を洗い始めた。
顔の汗が目に入りそうだったから、それを洗い流そうとしたのかしらって、その時は思ったわ。

で、再び顔を上げたあとは、まだあどけなく綺麗な顔が糸引く白濁で染まってた。
その顔でまた、今度は少し嫌そうに、笑ったの。

「って、うえ〜っ。やっぱりちょっと気持ち悪いかなぁ」


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