過去ログ - 明石「できましたよ提督!入渠の効果を飛躍的に高める入浴剤です!!」
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43: ◆XDUVebLR5rOw[saga]
2015/01/14(水) 20:41:11.19 ID:K+nn4TEzO
邪気の無い笑顔に、私も少し笑った。
でも同時に、顔が汚れたのならもう一緒、とでも言わんばかりに大胆に粘液で遊び始めた瑞鳳さんにぎょっとした。
だって、テラテラと光る液体がこびりついた手で、その柔らかそうな髪をかき上げたりし始めてしまったんですもの。

「瑞鳳さん。大丈夫?折角綺麗な髪なのに、粘液でグチャグチャよ?」

「ふふっ。気持ち悪いけど、気持ちいいよ。大鳳さんもやってみればいいのに」

「…ちょっと勇気が湧かないわね」

これは本心。
なんとなくね。感じていたの。
一度汚れてしまったら取り返しが付かないんじゃないかって。
歯止めが効かなくなってしまうんじゃないかって。

でも瑞鳳さんはそんな私の拒絶が気に食わなかったみたい。
こちらの気持ちなんかお構いなし。
可愛らしく頬を尖らせた後、悪戯を思い付いた子供みたいに笑って…

「えいっ!ざっぱーん!」

「きゃっ!」

静かに湯船から立ち上がって、それから急に倒れ込む。私の方へ向かって。

「なにするの!」

「あはは。大鳳さんも折角だから楽しもうよぉ」

曰く。
気持ち悪がってばかりでもつまらない。
だからどうせならこの変なお風呂を遊び倒しちゃおうよ。なんてね。
まったく。泥んこ遊びする子供じゃないんだから…


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