過去ログ - 魔王「ならば、我が后となれ」 少女「私が…?」
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32: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2015/01/16(金) 09:13:34.38 ID:2MQxt6/70

臣下たちはいつも通り、僅かな魔王の反応を見逃すまいと 沈黙して両隣に立つのみ
魔王はさっそく自分の出した結論に従って見ることにした

といっても、突然に言葉など出てくる訳もなく…
以下略



33: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2015/01/16(金) 09:16:09.71 ID:2MQxt6/70

臣下B「鎮まれ! 魔王様の御前なるぞ!」

声を荒げて鎮静を図る臣下Bこそ、興奮の色を隠せていない

以下略



34: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2015/01/16(金) 09:17:37.96 ID:2MQxt6/70

謁見室内の雰囲気に気をよくしたのか、娘を連れてきた男は上機嫌で語りだす


男「この娘、記憶力にとても優れておりまして…」
以下略



35: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2015/01/16(金) 09:18:49.28 ID:2MQxt6/70

しまりの悪い笑顔と、わざとらしく歯切れを悪くした言い回し
要するに、この聡明な才能を建前に 彼女を女として俺にあてがうつもりなのだろう


以下略



36: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2015/01/16(金) 09:19:42.92 ID:2MQxt6/70

いかに美しく、どれほど聡明であろうと 令嬢そのものに興味はもてなかった
だが、この父親の元では宝の持ち腐れ。その有り余る稀有な才能は埋もれるだけであろうと考えると、同情をしてやってもいい気もする

だからといって興味の持てない俺の元に来ても、捨て置いてしまうのは明白
以下略



37: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2015/01/16(金) 09:22:40.87 ID:2MQxt6/70

俺が反応したことで もしかしたら、という期待をさせてしまったらしい
その期待度が大きかった分 落胆も一層のようで、男は足をよろつかせながら退室していった

おそらくあの娘 帰ったら帰ったで『役に立たぬ、恥をかかせた』などとムチのひとつも打たれ不満をぶつけられるのであろう
以下略



38: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2015/01/16(金) 09:25:31.56 ID:2MQxt6/70

多くのものが与えられる
だが、そのどれをも選ぶ事が出来ない
下手に選ぶ真似をすれば、こうして無為に傷つけてしまうから

以下略



39: ◆OkIOr5cb.o[sage]
2015/01/16(金) 09:30:43.35 ID:2MQxt6/70
中断。うまくいけば夜にもう一度投下します、細切れですみません

>>21 & >>23-26 thx!

>>24 
以下略



40:名無しNIPPER[sage]
2015/01/16(金) 11:52:12.55 ID:/DjMGS8TO



41:名無しNIPPER[sage]
2015/01/16(金) 12:13:45.17 ID:HIMhgoKJO
この雰囲気、嫌いじゃない





42:名無しNIPPER[sage]
2015/01/16(金) 14:31:19.90 ID:vKsCrjy/O
面白いね


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