過去ログ - 紬「真夜中のいちご」
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29:名無しNIPPER[saga]
2015/01/14(水) 21:18:14.75 ID:sdjP5j9j0

隣にいたいと思った。
今こうしてるみたいに。
昨日も今日も明日も明後日もそのまた次の日も。
来年も、その次の年も、そのまた次の年も。
ずっと、ずっと。

でもそのために何をどうしたらいいかなんてわたしにはちっともわからなかった。
せめて離れ離れになっちゃう前に、伝えなきゃいけない言葉があるような気がしたけれど、
それさえもちゃんとした形になっていなくて、もやもやと胸の中を渦巻いている。

それに…。

それに…?

言葉に出した途端に全てが壊れてしまうのが怖かった。

もし…。

もしこれがお芝居だったら。

わたしは台本のセリフに乗せて、想いを伝えることができただろうか。

そんなセリフ書けるかしら?脚本担当だけど、自信…ないなぁ。

でも、これはお芝居じゃない。現実だ。
それにお芝居だとしてもわたしはジュリエットじゃない。
……ううん舞台にすら上がれなかった。
舞台の袖から…スポットライトを浴びて輝くふたりをそっと見守るだけ。



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