34:名無しNIPPER[saga]
2015/01/14(水) 21:21:01.52 ID:sdjP5j9j0
「あ、起きた?」
「えっ、あれっ、なに?わたし?いま、どこ?」
「あっ!ちょ、そんなに動くと…!」
急に動いたせいで体重が後ろに片寄り、わたしは背中からころげおちてひっくりかえり、続いて澪ちゃんも後ろ向きにわたしの上に倒れこんだ。
「……痛い」
「いたた…あ!ムギ!大丈夫か!頭打ったりしてないか!?」
「え…、あ。うん…大丈夫…澪ちゃんこそ大丈夫?」
「うん…わたしも大丈夫……ムギが柔らかかったから……って、ごめん!
わたしムギを下敷きにしちゃってた!重くなかったか?ごめん!」
「ううん。大丈夫よ。ホントに」
「そっか…ならいいんだけど」
「誰かにぶつからなくてよかったね。結構派手に転んだみたいだし」
「はは…そうだな」
澪ちゃんは立ち上がってジーパンの膝を軽く払うと、わたしに向けて左手を伸ばした。
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