82:名無しNIPPER[saga]
2015/01/14(水) 21:59:51.30 ID:sdjP5j9j0
高架橋の上を走る電車が、吸い込まれるように駅に走ってきては、
吐き出されるように去っていく。
その繰り返し。
高架下にはおでんの屋台が出ていて、
時々ふたりで飲みに行った。
いろんなおじさんたちと知り合いになって、おごってもらったこともある。
人見知りの澪ちゃんもアルコールのおかげでちょっとだけ解放的になって、
たのしそうに笑ってた。
「なぁ、ムギ。ムギはさ…」
澪ちゃんは夜空の遠くむこうの方を見るように言う。
「本当のことって、ひとつしかないと思う?」
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