過去ログ - 【ラブライブ】ユニバーサルかよちんモーメント
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57: ◆.u1dmudFbo[sage]
2015/01/21(水) 23:35:22.68 ID:LwtG+/6ho
はなよ「では真姫さんが来るまで、準備しておきましょう。英語の教科書をお開きになって。凛さん」

りん「嫌ですわ花陽さん、人のお部屋にあがっていきなりそんな、無作法ですわ。乙女の嗜みがなってないんじゃなくって?」

はなよ「あらやだ、私としたことが」



私たちが乙女の嗜みに勤しんでいると、真姫さんがホットなドリンクを持って入ってきました。このかほり……上等なおココアですわ。



まき「あなたたち、毎度毎度私のベッドで飛び跳ねるのやめてくれない?」

りん「こんなに大きいベッドは他にありませんことよ」

まき「それは先入観よ。勝手に私がお金持ちみたいに思っているから、大きく見えるのよ。

高級感あふれる床もただの床だし、このココアも市販のものよ。それだってシングルベッドよ」

はなよ「そんなバカな!」



私は現実とはいかに曖昧でいい加減であるかを思い知りました。

これだけでも今日の勉強会に意味はあったと思います。

そして己の無知と、いい加減っぷりを再確認しました。

真姫ちゃんはお金持ちであるか、お金持ちではないのか。

真姫ちゃんのお家は高級なもので溢れているのか、溢れていないのか。

少なくとも私は勝手にそう思い込んでいたのですが、それを確認する術は誰にもないのです。

たとえお父様の給与明細を見せてもらっても、たとえ一流の鑑定士を家に招いても、真実はわからないのです。

そこに先入観や思い込みがほんの一ミリでも存在する限り、それは真実ではありません。

そして、先入観や思い込みを一切排除することなど不可能なのです。

もしそんなものがあるとすれば誰にも観測されていないもの、あるかないかわからないものだけです。

真実とは、あるかないかわからないものなのです。


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