過去ログ - 代われるものならば
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2: ◆tr.t4dJfuU[saga]
2015/01/15(木) 02:33:01.94 ID:59smtw3F0
艦娘・・・それは突如現れた深海棲艦に対し、唯一対抗できる最後の希望。
我々人間が現在持つ兵器では、到底対処できない奴等と同等の力を持つ存在。
彼女たちに関しては謎が多い。

我々が知るのは、彼女等は先の大戦の軍艦が擬人化されたものだということ。
そして、その人格は普通の娘と変わらないという事。

他に関する情報は、その兵器の破壊力から、妖精という存在、果てはどうやって生まれてくるのかも謎である。
彼女等に聞いても、自分たちもよくわからないとの答えばかりだ。

だがしかし、一つだけ確かな事実があった。

彼女たちは我々に味方し、我々を守ってくれるという事。
その動機がかつての愛国心からなのか、生まれ持った本能なのかはわからない。

しかし彼女たちは、時に死の海域と呼ばれるところにさえその身を投じる。

とある軍人が彼女等に一つの問いを投げかけた。

「なぜ身を粉にして戦うのか?いったい貴君らにどんな名誉があるのだ。」と。



艦娘の数だけ、その個性の数だけの答えが返ってきた。



だが、彼女等と問答をしていると、その会話の中に共通した言葉で終えていることに軍人は気づいた。



彼女等は皆一律に、一つの例外も無く、問答の終幕をこの言葉で降ろした。







―暁の水平線に勝利を刻まんがため―







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