過去ログ - QB「踏まれたい!」
1- 20
26: ◆FLVUV.9phY[saga]
2015/01/16(金) 23:30:29.62 ID:z4NueU69o

(今の発言のどこにマミが気を立てる要素があったんだろう。皆目見当がつかないよ。
それともやっぱり、踏んでほしいなんて威厳のないことを言うべきじゃなかったかな? 
でも言ってくれって言ったのはマミのほうなわけだし、そもそも、踏んでくれたっていいじゃないか!)

 最終的に踏んでくれないマミがおかしい、と結論付けた彼はバタバタとつられた状態でもがき始める。

「言えといわれたから、言ったのに、言ったら言ったでそうやって問い詰めるなんて理不尽じゃないか。
その僕をつまんでいる手を放すか、さもなくば足で踏んでくれないと、ボクは喋らないよ?」

 小さな四肢をバタバタと動かすキュゥべえは可愛らしいと形容して差し支えないはずなのだが、
彼の弁はあまりにもあんまりなために台無しになってしまっている。

 空中でもがくキュゥべえに非常なる冷めた瞳が突き刺さり、プラプラとその体が左右に振れる。

 静かに、あまりにも静かに、巴マミは立ち上がると、のっそりと玄関まで足を運ぶ。
 高い断熱効果を持った玄関ドアを押し開けて、ポイッ、とキュゥべえを外へと投げ捨ててしまう。

「少し頭を冷やしなさい!」

 言葉と共に勢いよくドアは締め切られる。
 暗い夜空の下に放り出されたキュゥべえは一人呟く。

「まったく、訳が分からないよ」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
322Res/193.42 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice