300: ◆FLVUV.9phY[saga]
2015/02/03(火) 20:32:20.73 ID:6e+YmbQXo
☆
マミの家、マミの部屋。
そこでほむらとキュゥべえは睨めっこのようにお互いをじっと観察する。
そもそも、なぜ家主不在の家主の部屋でこの二人は顔を突き合わせているのか。
理由はとても単純だ、ワルプルギスとの戦闘の巻き添えでほむらのアパートが鉄骨から崩れ去ったため、である。
なので、避難用のプレハブ小屋が組み上がるまでの間、この家に厄介にならざる得ない状況に追い詰められたのだった。
ただし、勘違いしてはいけない。
これは完全に巴マミのお節介であり、彼女たちが特別仲良くなったわけではない。
実際にほむら始め鹿目まどかに声をかけてもらえたので、そちらにご厄介になるつもりだったのだ。
だが、乗り気で返事をしようとしたその瞬間に、キュゥべえが一言言い放ったのである。
『ほむら、ボクとの約束忘れてないよね?』
この一言によって、ほむらは鹿目家の敷居を跨ぐことを断念して、二、三日野宿する覚悟を決めたのだ。
そして、しょぼくれながら一人で街を歩きながら憂鬱にため息を吐き出しているときにマミに声を掛けられて半ば引きずられるように連れてこられたわけである。
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