過去ログ - 【艦これ】提督「目が覚めたら女になってた」Prinz「その5ですよ、Admiralさん!」
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701: ◆Wb.6SYbOec[saga]
2015/01/20(火) 21:20:32.78 ID:r7HfM+OlO
時雨side 三日目

扉が開く。
暗闇に慣れた視界を焼き付くす明かりに不快感を覚え、目を覚ました。

「ああ。ごめん。起こしちゃったね」

「……」

悪びれず笑う時雨を睨み付ける。

「やれやれ。まだ心は折れないんだ」

余裕を携える時雨は、夕立の眼力に竦む事はない。
彼女はそれが夕立の最後の足掻きと知っている。

「僕としては、君を壊したくないんだけどな。壊れた君と提督を共有しても、張り合いがないじゃないか」

だから、そのままの君をこちら側に迎えたい。
時雨は笑う。
夕立に言葉の半分も届いてないと知りつつ。

「んー。夕立がここまで強情だったのは計算外れだね。仕方ない。このままじゃ、身体がもたないだろうし」

言いつつ夕立に近づく。
今の彼女はそんな時雨を睨むだけで、何も出来ない。

「初めてが提督じゃないのは少し残念だけど。最後は皆一つになるから変わらないか」

指で座る夕立の顎を持ち上げる。
そして、そのまま口付けた。

「……っ!」

夕立の目が見開かれる。
目前には時雨の顔。瞳を妖しく光らせた彼女の舌が強引に口内に割って入る。

「んっ……れろ……」

「っ……ちゅる……」

それは、乾いた大地に降った恵みの雨。
嫌悪感を覚える暇もない。

身体が求めた水分が、そこにある。

それが、例え僅かな唾液に過ぎなくても。
今の夕立にはどんな蜜よりも甘く感じた。

残り二日


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