過去ログ - 【艦これ】提督「目が覚めたら女になってた」Prinz「その5ですよ、Admiralさん!」
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839: ◆Wb.6SYbOec[saga]
2015/01/21(水) 01:18:21.42 ID:RQruW8ypO
「また」

『また』

記憶の光景と時雨の言葉が重なる。
聞いてはいけない。
思い出してはいけない。
その記憶は、忘れると誓ったじゃないか。

「夕立なんだ」

『お前なのか』

失いたかった記憶が反芻する。
過去が、自分の過ちが、全て返ってくる。

「う……うぷ……」

身体がふらつく。
昔ならともかく、今の小さな身体ではその容量は捌けない。

「提督は僕の事分かってくれてると思ったんだけどなあ。……君には失望したよ」

限界だった。

「おえっ……おろろろろっ! おえぇっ!」

壁にぶつかった直後、全てをぶちまけた。

「あなたっ!? だから、一人では行くなって……! 時雨、司令に何をしたの!」

「僕は別に。でも、僕に構ってる場合なの? 提督、壊れちゃうよ?」

「……くっ。アンタ、次会ったらボコボコにしてやるから。覚えときなさい」

吐瀉物の海に沈んだ提督を引き上げると、天津風は時雨に一瞥くれて走り去る。

「ふぅん。強い人だと思ってたんだけど、心が脆弱だったんだ。これは面白いことを知っちゃったなあ」

それはそれとして。
吐瀉物の掃除のために、彼女は憲兵を呼ぶのであった。

↓1 天津風好感度判定
↓2 時雨好感度判定
↓3 夕立好感度判定


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