過去ログ - 【艦これ】提督「目が覚めたら女になってた」Prinz「その5ですよ、Admiralさん!」
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977: ◆Wb.6SYbOec[saga]
2015/01/21(水) 22:08:37.22 ID:Ic1Uer5uO




「やはり家は落ち着きますね」

「……あれだけで良かったのか?」

夕暮れ時、二人して自宅に戻る。

「はい」

「今日は楽しかったか?」

「野暮ですよ、司令」

「……そうかな」

「好きな人と二人で、楽しくなかった訳がないです」

「それは良かった」

秋月の笑顔に釣られて笑みを浮かべる。

「しかし、まだ遊べたとは思うが」

「良いんですよ。私は、ここが好きなんです。勿論、司令と二人になれるからですけど」

「……そっか」

恋人の好意程、嬉しいものはない。
ストレートな物言いは照れ臭くあるが。

「はい。それにレストランは、どこか落ち着かないので。夜もレストランだと、私困っちゃいます」

ばつの悪そうな表情。

「そっか。……まあ、俺も夜は秋月の作るご飯が良かったしな」

丁度良かった、と。

「そうですか? では、夜はこの秋月が腕を振るわせていただきますね」

「俺も手伝うよ」

「刃物には触れないと約束してくれます?」

「勿論」

トラウマは簡単に払拭出来ない。
それでも、一歩ずつ進んで行くことは出来る。

「司令」

「ん? っと……!」

胸の辺りに軽い衝撃。
見下ろすと見上げる秋月と視線があった。

「愛してますっ」

彼女とゆっくりと歩んでいこう。
目下のところ、秋に因んで紅葉でも見に行けたらなあ、なんて思いながら。

愛しい少女の身体を抱き締めた。


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