過去ログ - 提督「料理勝負やめた」曙、時雨「小ネタ安価スレ4スレ目!」
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192: ◆GwQ8Cj5DL6[saga]
2015/05/08(金) 00:03:41.39 ID:ZMQCiDXl0
おおよそ一月がたった。
俺は今、元帥殿から命ぜられた艦隊を率いて様々な地方を攻略している。
勿論練度も高く、攻略に手こずった事はない。

だが、それだけだ。
彼女らはそれ以外の何も行わない。従って俺とのコミュニケーションは仕事以外無い。向こうが拒むのだ。

何も楽しくない。


加賀「こことここを攻略すればよいのですね、分かりました」

提督「頑張れよ」

加賀「?私達"兵器"に労いの言葉など意味を成さないのですが?」

この通りだ。

加賀「……忘れてました、私達の艦隊はこの作戦を持って解散、元帥様直々に戻り、多くの後任がつくと」

提督「一番大事じゃねーか……」

加賀「うっかりしていました……何でも、100人超えの規模だとか何とか」

提督「は?」

加賀「その全員が大将数人の内貴方を指名したらしいです、私には理解不能ですが」

俺にも理解不能だ。

加賀「元帥様はもともと100人超えの鎮守府を捌いた貴方の実力を買って全員貴方の元に送り込んだようですが……」

提督「……」

こんな兵器そのものが100人とか殺す気かよ。

加賀「行ってきます、帰りは後任艦しか来ないのでお別れとなります、では」

提督「お、おう……」

~~~~~~~~

"馴れ合い"鎮守府で戦果をあげた。ならそれで良いじゃないか。
こんな理屈を呟く。"馴れ合いじゃない今の"鎮守府でもっと戦果をあげたから馴れ合いは駄目だ。そう返ってくるだろう。

そうこうしている内にベルが鳴る。
俺は馴れ合いを切り捨てるのか。
それこそが上に立つ物の役目ではないのか。


提督「!?」

入ってきた100人超えの艦娘は、全員見たことのある、それでいてここにいるはずの無い、馴れ合いによって戦果をあげた者達だった。

提督「お、お前ら……どうして……!」

と言うと、皆一斉に紙を上げる。
「大将級艦娘試験合格書」と書いてあった、それはまさしくここにいる権利を持つ物でもあった。


馴れ合いが生む物もある。
馴れ合いで繋がる絆がある。
兵器じゃなく艦娘である。目の前の娘達はそれを教えてくれたのだった。


時雨「僕は白露型二番艦の時雨……どこかで見た顔だね、うん、よろしく!」

曙「特弍型八番艦、曙……ってこっち見んな!このクソ提督!」

曙「って、言うと思った?私達頑張ったんだよ!てーとく、これからもずーっと、ずーーっと、私達を宜しくね!」


提督「ああ!」




これから、楽しい日常が再び始まる。


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