過去ログ - 花陽「大食い世界一決定戦……?」
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11: ◆vguflelFJ.[sage]
2015/01/17(土) 23:37:30.26 ID:n9S1LVp30

花陽「―――もしもし、山本さんですか?」

山本『どうしたんだい、花陽ちゃん。こんな夜遅くに』

花陽「その本選の件なんですが……辞退させていただこうと思って」

山本『……そっか』

山本『分かったよ。スタッフには僕から伝えておくよ』

花陽「え……?」

花陽「ど、どうして……?」

山本『どうしてって、話していた時に気付いたからね。君が大会に出たくながっていることを』

山本『ごめんよ。それでも僕は君を大会に出場させたくてあんな事を言ってしまった』

山本『無理をさせてしまったよね。本当に申し訳なかった』

花陽「そ、そんな……山本さんが謝ることでは……」

山本『いや、僕が悪いよ。女子高生である君に、僕は僕のエゴを押し付けようとしていた』

山本『大人失格だよ』

花陽「山本さん……」


山本『あれから君のお友達とも話をさせてもらってね』

花陽「え……凛ちゃん達と!?」

山本『そこで全部聞かせて貰ったよ』

山本『君が大会が目的で予選に参加した訳じゃないことも、君がお米が大好きなだけのただの女子高生だということも』

山本『無理することはないさ。やりたくないならやらなければ良い』

山本『君は大食いのプロという訳じゃあない。辞退するもしないも君の自由さ』

山本『ただ、一つ聞いて欲しい』

山本『僕は君なら世界に通用すると思う』

山本『食べっぷりだけじゃない』

山本『大食いをしながら、それでも本当に美味しそうにお米を食べる君の姿に―――』

山本『―――可能性を感じたんだ』

花陽「あ……」


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