過去ログ - 男「…わかった。君と交尾してあげよう」 天使「え…いいんですか!?」
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6:名無しNIPPER[saga]
2015/01/18(日) 15:09:45.14 ID:Q7HExVac0
男「…なんだよあいつら、俺に気なんか遣わなくていいのに…」

 俺と友と女とは高校に入学してすぐ知り合った仲だ。何故か気が合って、気がつけば3人でつるむ事が多かった。
でも俺も友も女は恋愛対象じゃなくて、それは彼女も同じで、それぞれが別のやつを好きになって他の2人が応援
するパターンが俺達には自然だった。友は後輩と、女も他校の男子と交際していた時期もある。俺だって何人かの
女子に告白して…全滅だったが…二人ともアドバイスをしてくれたし残念会も開いてくれた。とにかく、恋愛相談
だけじゃない、進路の悩みや勉強についての相談だって、3人で映画も見たし廃墟や珍スポットを巡りもした。
 結局、家の経済事情も頭のレベルも似たり寄ったりで大学も同じ、それでも関係は相変わらず…そのはずだった。
何だよ、『実は3か月前から付き合い始めたんだ』って。いや、それはいい。何も、俺の許可が必要なはずがない。
だけどなんで『ごめん』なんだよ。俺がそんな度量の狭い人間だと思っていた?…いや、そんなつもりじゃない、
あいつらに限って。わかってる、でも…。
 俺も、祝福したかったよ。だけど、タイミングを完全に逸してしまった…それでも二人は今まで通り接して来る。
俺は…勝手に気まずくなって、一方的に逃げまわって…

男「…ぼーっと歩いていたら、普段来ない場所まで来てしまった。お、公園がある。ベンチで昼寝でもするか…」
男「このへん瀟洒な住宅街だからなあ。この中の公園に俺みたいなのは場違いかな?ま、いいか」ベンチにドカー
男「んー、木々の新緑は綺麗、日差しはぽかぽか…初夏の雰囲気さえ漂う…長閑じゃないの」缶コーヒー手に持ち
男「お、なんだこのポスター…『奇妙な行動の不審な少年が出没しています』?『心当たりの方は派出所まで』?」 

?「あの…」

男「ん?」

?「すみません…あの…」

男「植え込みから声が…誰かいるのか?」

植え込み「ガサガサッ」

男「!?」


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