15:名無しNIPPER[saga]
2015/01/19(月) 00:08:39.65 ID:VAybOduIo
凛ちゃんと出会ってから、あまり間もないころ。
そのころ私たちの周りでは、大きななわとびでどれだけたくさん跳べるかチャレンジする遊びが流行っていました。
もちろん、私もやってみたかったけれど……
うまくできなかったらどうしよう、そのせいでみんなをがっかりさせてしまったらどうしようと思うと、「いれて」の一言がどうしても言えませんでした。
そんな臆病な私を、みんなの輪の中へと手を引いて連れて行ってくれたのは、他でもない凛ちゃんでした。
『ねえねえ、そんなところでみてないで、かよちんもいっしょになわとびやろうよ! すっごくたのしいよ!』
『りんがあいずしたときにはいればだいじょうぶだから、こわくないよ』
『りんがかよちんのとなりでかずをかぞえるから、いっしょにとぼっ!そうすればとべたときもひっかかったときも、りんといっしょだからだいじょうぶだよ』
物陰で見ていることしかできなかった私を見つけて、手を引いて半ば強引に誘ってくれたときも。
大きななわが回るのを間近で見て、立ちすくんでしまったときも。
途中でどうしてもリズムを崩してしまうことに落ち込んでいたときも。
凛ちゃんはずっと私を励ましてくれました。
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