過去ログ - 【艦これSS】提督「壊れた艦娘と過ごす日々」04【安価】
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896: ◆oeBS4v7bwY[saga sage]
2015/01/26(月) 01:25:33.31 ID:BYw6X1W8o

提督「……そういえば」

 向こうの提督は、睦月が明るさを取り戻した事を知っているのだろうか。

提督「……いや、知らなさそうだな」

 先ほどのやり取りを見ると、そんな感じがする。

 というより、最後に会ったのが、例の睦月を治す最中の浜風だろう。

 であれば、あの時点ではまだ睦月は治っていなかったわけだから、やはり知らないという事になる。

 よほど浜風が作戦に自信があり、前倒しと希望的観測をこめてそう伝えたのだとしたら話は別だが。

睦月「提督、どうしたのです?」

提督「睦月か」

浜風「私も居ますよ」

 準備を終えた睦月と浜風がやってきた。

提督「……そうだな」

 きょとんと首を傾げる睦月。

 睦月は、向こうの提督に会ってみたいと思っているのだろうか。

 もし彼女がそう願うのであれば、そうしてもいいのだが。

睦月「んん……」

 しばし考え、頷いた。

睦月「お世話になった人ですし、迷惑かけた事もまだ謝れていませんし。それに、ちゃんと目を覚ました、ってこともまだ」

浜風「……」

提督「そうか」

 睦月がそう言うのであれば、俺が止める事もないだろう。

提督「浜風はどうする?」

浜風「ついていきますよ」

 この間のやりとりで、睦月に対して興味が薄れたといっていたので、もしかしたら断るかとも思っていたが、意外にも首を縦に振った。

浜風「正気に戻ったから戻ってきてくれ、と言うかもしれませんし?」

 可能性が無いわけではないが……。

浜風「そうなったら寂しがるでしょうから」

睦月「は、浜風ちゃん何言ってるの!」

 割って入るように睦月が浜風の手を掴んだ。

浜風「睦月が、とは一言も言ってないのに」

 悪戯な表情を浮かべて笑う。

睦月「ぐぬぬ……」




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