過去ログ - 折木「最初から入須先輩の好感度がMAXだったら」
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19:ましろ
2015/01/21(水) 21:02:06.97 ID:mTsG0poO0
勝田「海藤! 畜生、誰が!」

勝田「そんな……」

上映終了

折木「……」

里志「へぇ、密室かな?」

伊原「……」

千反田「……あれ? 暗くなったままです」

入須「テープはここまで、だ」

里志「あぁ、今流行の結末はあなたの胸の中、ということですか」

入須「そうではない」

折木「(……嫌な予感がする)」

入須「率直に訊く。今の映画、技術的にはどうだった?」

伊原「技術的に…うーん、プロがやってるわけじゃないですが稚拙だとは感じました」

入須「私もそう思う。彼らには技術が無かった。それだけのことよ」

折木「でもそれはそれでいいんじゃないですか? 自己満足の世界でしょう」

入須「あぁ。出来不出来はあまり問題ではない。では致命的な問題とは何だと思う?」

里志「……完成していないこと、ですか?」

入須「その通りだ。撮影場所が特殊で夏休みしか撮影できず、次の日曜日がその最終日」

入須「技術の持たない者に渡したひずみがここで出てきた。内容をミステリーとだけ決めたが脚本家がいなかった」

入須「そこで漫画を少し書いたことがあるという生徒、本郷真由という生徒に脚本を委ねた」

入須「だが、本郷は途中で力尽き、寝込んでしまった。そして誰もその後を継ぐ者がいない」

折木「まさかその後を俺らに?」

入須「いや、さすがにそこまでは頼めない。だがこれだけは聞きたい。あの事件の犯人は誰だと思う?」

里志「うーん…あの映像だけじゃわかりませんね。思い浮かばない」

伊原「あの映像の間に犯人が必ずわかるようにいはなっているんですか?」

入須「えぇ、本郷は探偵小説におけるルールは守っていたわ。十戒も九命題も二十則も」

入須「それらを踏まえたうえで、あの事件の犯人は誰だと思う?」

里志「んー、やっぱり思い浮かばない。データベースは結論を出せないしね」

伊原「私も…怪しいと思う人はいるけど」

千反田「海藤さんは無事なんでしょうか、それが気になります」

折木「(今はそれが重要でもないだろうに)」

折木「……俺の顔に何かついてるか?」

千反田「いえ、そういうわけでは」

里志「いやぁ、これはホータローの担当じゃないかなと思ってね」

折木「勘弁してくれ。探偵役なんて御免だ」

伊原「そうはいうものの、誰か見当はついてるんでしょ?」

折木「(言いたい放題いってくれる。俺の体こんな激務には耐えられないぞ)」


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