過去ログ - 折木「最初から入須先輩の好感度がMAXだったら」
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586:ましろ ◆N1vbNCohz.[saga]
2015/02/22(日) 21:28:15.65 ID:6CspPbhd0
休日 折木宅

冬実「これは何だ?」

奉太郎「…………」

冬実「こっちを見ろ。変態」

奉太郎「はい」

冬実「……そうだな、私も鬼じゃない。言い訳ぐらいは聞いてやる」

奉太郎「足、痺れたんで」

冬実「うるさい。そのまま正座だ。この変態」

奉太郎「……」

冬実「で、痺れ以外には何か?」

奉太郎「…………」

冬実「無言は言い訳のしようも無いという事、ね?」

冬実「ではなぜこのような本が本棚の奥に大切にしまわれていたのか」

奉太郎「それは……」

冬実「それは?」

奉太郎「……必要だからです」

冬実「なぜ必要だ。理由を言え」

奉太郎「どうしても使いたくなる衝動に駆られ、抑えきれなくなってしまうからです」

冬実「ふむ、ではどういう衝動に襲われるのか説明しろ」

奉太郎「……こう、体の奥から熱いものが、それで気が付くとそれを手に取っているんです」

冬実「変態」

奉太郎「変態、と冬実さんが言う、ということはこの本がどういう使われ方をしているのか知って」

冬実「当たり前だ。性欲処理。そのためだろう」

奉太郎「その性欲処理が男性にとって必要不可欠であることは?」

冬実「それも常識の範囲内だ」

奉太郎「では、なぜ怒ってるんです?」

冬実「当てて見ろ」

奉太郎「(……ベタな展開としては嫉妬、か)」

奉太郎「(だがいくら冬実さんでも本に嫉妬するか?)」

奉太郎「(可能性は無くは無いが……それとこの本の内容が気に食わなかったか)」

奉太郎「(といってもグラビア雑誌だぞ! 水着だぞ!)」

奉太郎「(これで怒られるのか普通!)」

奉太郎「……嫉妬?」

冬実「それもあるが正解ではない」

奉太郎「それでは内容が気に食わなかった?」

冬実「それもあるが正解ではない」

奉太郎「……見当つきません」

冬実「では正解を言おう」

冬実「その本棚の奥の、その奥にあったDVD。面白そうなタイトルだな?」

奉太郎「!!!!!!!!!」


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