過去ログ - BとYとK
1- 20
17: ◆54DIlPdu2E[saga]
2015/01/22(木) 21:03:28.01 ID:FM5KuAEp0
次兄「動かない毛皮のコレクションより、もっと素晴らしいことを始めたいのさ」

次兄「言わばそれは昨日までの自分との決別。男の決意の表れだ」

長兄「…よくわからんが、末妹のため勇気を奮い立たせてくれたお前を尊敬しているよ」
以下略



18: ◆54DIlPdu2E[saga]
2015/01/22(木) 21:04:07.63 ID:FM5KuAEp0
次兄「しかし職人に頼めば、これからでも防寒具か何か作ってもらえるだろう」

長兄「わ、わかった。有効に使わせてもらうよ」

腐りかけの毛皮「臭気ぷ〜ん」
以下略



19: ◆54DIlPdu2E[saga]
2015/01/22(木) 21:06:07.25 ID:FM5KuAEp0
そんなこんなで、親子3人は野獣の屋敷に向かった…


野獣「期限いっぱいだが、約束は守ったようだな」

以下略



20: ◆54DIlPdu2E[saga]
2015/01/22(木) 21:06:46.64 ID:FM5KuAEp0
野獣「こ、こんな奴に用はない…今すぐ連れて帰れ、娘だけ残してな!」

商人「娘だけを!?」

末妹「お父さん、私のことは構わないで。この方の仰るとおりにして」
以下略



21: ◆54DIlPdu2E[saga]
2015/01/22(木) 21:08:12.02 ID:FM5KuAEp0
野獣「…はあふう…奴の涎が付いてしまった…鼻水も…」フキフキ

野獣「商人、さっさと連れ帰れ!」

商人「は、はい…。帰ろう次兄!」次兄の襟首むんず
以下略



22: ◆54DIlPdu2E[saga]
2015/01/22(木) 21:09:19.29 ID:FM5KuAEp0
商人「どっこらしょ…っと。馬車を出すぞ、次兄。お前も末妹が心配だろうが…」

末妹「野獣さま、二人と今ひとたびのお別れを」

野獣「構わんぞ。長い別れになろうから、な」
以下略



23: ◆54DIlPdu2E[saga]
2015/01/22(木) 21:10:09.98 ID:FM5KuAEp0
末妹「お父さん、お兄ちゃん…!」

野獣「…寂しいだろうがな…」

野獣「名前は末妹と言ったか」
以下略



24: ◆54DIlPdu2E[saga]
2015/01/22(木) 21:11:00.90 ID:FM5KuAEp0
野獣「ええい小僧、貴様に用はないと言っただろうが!?今すぐ馬車を追って家に…」

門「ガシャーン」

次兄「野獣様ぁー、門が開きませーん、困ったなあ〜♪」
以下略



25: ◆54DIlPdu2E[saga]
2015/01/22(木) 21:11:49.02 ID:FM5KuAEp0
野獣「腹が空いたろう、食事を用意してある」

野獣「…一人分だな。二人残ることは想定外だった」

末妹「野獣さま、せっかくですが、私一人でこんなに食べられません」
以下略



26: ◆54DIlPdu2E[saga]
2015/01/22(木) 21:12:17.31 ID:FM5KuAEp0
末妹「ただの好き嫌いではありません、兄は食べると体調が悪くなってしまう食材があるのです」

野獣「…ううむ…小僧、後でその食べられない食材を私に教えろ」

次兄「へ?」
以下略



27: ◆54DIlPdu2E[saga]
2015/01/22(木) 21:20:05.09 ID:FM5KuAEp0
末妹「ごちそうさまでした。とても美味しかった…」

次兄「うちも小金持ちだけど、こんな料理は滅多に食べられないや」

末妹「そうだ、野獣さま」
以下略



373Res/258.09 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice