24: ◆54DIlPdu2E[saga]
2015/01/22(木) 21:11:00.90 ID:FM5KuAEp0
野獣「ええい小僧、貴様に用はないと言っただろうが!?今すぐ馬車を追って家に…」
門「ガシャーン」
次兄「野獣様ぁー、門が開きませーん、困ったなあ〜♪」
25: ◆54DIlPdu2E[saga]
2015/01/22(木) 21:11:49.02 ID:FM5KuAEp0
野獣「腹が空いたろう、食事を用意してある」
野獣「…一人分だな。二人残ることは想定外だった」
末妹「野獣さま、せっかくですが、私一人でこんなに食べられません」
26: ◆54DIlPdu2E[saga]
2015/01/22(木) 21:12:17.31 ID:FM5KuAEp0
末妹「ただの好き嫌いではありません、兄は食べると体調が悪くなってしまう食材があるのです」
野獣「…ううむ…小僧、後でその食べられない食材を私に教えろ」
次兄「へ?」
27: ◆54DIlPdu2E[saga]
2015/01/22(木) 21:20:05.09 ID:FM5KuAEp0
末妹「ごちそうさまでした。とても美味しかった…」
次兄「うちも小金持ちだけど、こんな料理は滅多に食べられないや」
末妹「そうだ、野獣さま」
28: ◆54DIlPdu2E[saga]
2015/01/22(木) 21:21:11.33 ID:FM5KuAEp0
末妹「!!ごめんなさい!」
末妹「私のわがままのせいで、このバラは木から切り離されてしまったのに」
野獣「切り花となったからには、そばに置いて可愛がってくれ。気に入ってもらえて嬉しいよ」
29: ◆54DIlPdu2E[saga]
2015/01/22(木) 21:23:02.13 ID:FM5KuAEp0
可愛いらしい声「ご主人様、一輪差を持って参りました」
次兄「!メイド服を着た二足歩行の兎!?」
末妹「まあ、可愛い!」
30: ◆54DIlPdu2E[saga]
2015/01/22(木) 21:23:45.67 ID:FM5KuAEp0
次兄「料理人姿の、二足歩行の穴熊だ」
次兄「アナ『グマ』とはついてるがイタチの仲間、とは言えどっしり感と獣臭は捨てがたいものがある」
次兄「…やや年老いているが標準より大柄で固太り、かなりいい感じだ」
31: ◆54DIlPdu2E[saga]
2015/01/22(木) 21:24:37.02 ID:FM5KuAEp0
猫らしき動物「僕は庭師です。末妹様、よろしくお願いします!」
末妹「元気で可愛い猫さんね、よろしく」
次兄「動きやすそうな服を着た二そ(略)の山猫」
32: ◆54DIlPdu2E[saga]
2015/01/22(木) 21:26:13.97 ID:FM5KuAEp0
野獣「そして最後が、執事の…」
次兄「!!」
次兄「来やがった!直球が来やがった!!」
33: ◆54DIlPdu2E[saga]
2015/01/22(木) 21:27:14.01 ID:FM5KuAEp0
次兄「…しかし、誰一人として俺には挨拶がなかったのだが?」
執事「主人から云い付けられました」
執事「何やら呟きつつ粘っこい視線を向けてくる少年の存在は空気と思え、と」
34: ◆54DIlPdu2E[saga]
2015/01/22(木) 21:28:56.91 ID:FM5KuAEp0
※今夜はここまで※
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