過去ログ - 電「二重人格……」
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15:名無しNIPPER
2015/01/23(金) 00:10:51.04 ID:nnJyo87t0
***

電の異変は、日に日に顕著になっていった。
提督は精神科の先生を招き、電の様子を見せた。

以下略



16:名無しNIPPER
2015/01/23(金) 00:11:20.38 ID:nnJyo87t0
主人格、電(いなづま)。心優しい性格。
別人格、プラズマ。乱暴で、この世界を憎んでいる。

提督は、こう命名し、プラズマに対しては厳しく、電に対しては優しく当たった。

以下略



17:名無しNIPPER
2015/01/23(金) 00:12:14.69 ID:nnJyo87t0
***

プラズマによる反抗がエスカレートした。提督は精神科の先生に依頼し、治療を図った。
別人格の時の行動を主人格である電に見せるという治療法。
プラズマに攻撃されるであろう、危険な撮影は、青葉が引き受けてくれた。
以下略



18:名無しNIPPER
2015/01/23(金) 00:12:57.91 ID:nnJyo87t0
プラズマ「なにを撮ってるの?」
青葉「……」
プラズマ「ねえ、答えてよ、おい!」
プラズマは青葉を殴る。
青葉「いたっ……」
以下略



19:名無しNIPPER
2015/01/23(金) 00:13:33.54 ID:nnJyo87t0
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電「……電、どうしちゃったんだろう……」

プラズマの凶暴さから、一時的に艦隊から外された電。
以下略



20:名無しNIPPER
2015/01/23(金) 00:14:08.11 ID:nnJyo87t0
プラズマ(……聞こえてる?)
電(ビクッ! だ、誰なのです?)
プラズマ(私は君。プラズマと言われている)
電(プラズマ……なんで……)
プラズマ(聞こえているみたいだね)
以下略



21:名無しNIPPER
2015/01/23(金) 00:14:50.38 ID:nnJyo87t0
心の中での、別人格との会話。プラズマと電の解離は、さらに進んだ。
隔離されている間は、電の意志により、あまり表に出ることが出来なかったプラズマは、自由に出入りが出来るようになった。

ドアの窓ガラスを割り、暴れることもあった。電の隔離部屋は、ある物置部屋に移された。
そしてついに、提督は苦悩の末、電の解体を決定した。
以下略



22:名無しNIPPER
2015/01/23(金) 00:15:20.86 ID:nnJyo87t0
プラズマ「…………」
北上「…―いえばさ」
大井「ハイ?」
北上「電ちゃんの解体決まったらしいよ」
プラズマ「ッ!!」
以下略



23:名無しNIPPER
2015/01/23(金) 00:16:52.67 ID:nnJyo87t0
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プラズマは机を投げつけてドアを破壊し、のこぎり、バール、なわとびを風呂敷に包み、提督のもとへと向かう。
以下略



24:名無しNIPPER
2015/01/23(金) 00:17:29.54 ID:nnJyo87t0
陽炎が提督室から離れ、数秒後に、ドアを二回たたく。入れと、提督の声が返ってくる。
プラズマ「失礼します」
提督「! 電、君はなんでここに?」
プラズマ「司令官さん、ちょっと、お願いがあるのです」
提督「いや、しかし、君は隔離されて……」
以下略



25:名無しNIPPER
2015/01/23(金) 00:18:10.72 ID:nnJyo87t0
陽炎「あれ、開かない。司令、大丈夫ですか!? 司令! 司令!」
提督「…っ、か、陽炎……はっ、プラズマ……」
プラズマはニコリと笑いかけ、のこぎりを握り締める。
提督「な、何をするんだ、貴様!」
プラズマ「私のこと、解体しようとしていたんでしょ。その前に、提督を解体しようと思って」
以下略



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