過去ログ - 電「二重人格……」
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20:名無しNIPPER
2015/01/23(金) 00:14:08.11 ID:nnJyo87t0
プラズマ(……聞こえてる?)
電(ビクッ! だ、誰なのです?)
プラズマ(私は君。プラズマと言われている)
電(プラズマ……なんで……)
プラズマ(聞こえているみたいだね)
以下略



21:名無しNIPPER
2015/01/23(金) 00:14:50.38 ID:nnJyo87t0
心の中での、別人格との会話。プラズマと電の解離は、さらに進んだ。
隔離されている間は、電の意志により、あまり表に出ることが出来なかったプラズマは、自由に出入りが出来るようになった。

ドアの窓ガラスを割り、暴れることもあった。電の隔離部屋は、ある物置部屋に移された。
そしてついに、提督は苦悩の末、電の解体を決定した。
以下略



22:名無しNIPPER
2015/01/23(金) 00:15:20.86 ID:nnJyo87t0
プラズマ「…………」
北上「…―いえばさ」
大井「ハイ?」
北上「電ちゃんの解体決まったらしいよ」
プラズマ「ッ!!」
以下略



23:名無しNIPPER
2015/01/23(金) 00:16:52.67 ID:nnJyo87t0
***



プラズマは机を投げつけてドアを破壊し、のこぎり、バール、なわとびを風呂敷に包み、提督のもとへと向かう。
以下略



24:名無しNIPPER
2015/01/23(金) 00:17:29.54 ID:nnJyo87t0
陽炎が提督室から離れ、数秒後に、ドアを二回たたく。入れと、提督の声が返ってくる。
プラズマ「失礼します」
提督「! 電、君はなんでここに?」
プラズマ「司令官さん、ちょっと、お願いがあるのです」
提督「いや、しかし、君は隔離されて……」
以下略



25:名無しNIPPER
2015/01/23(金) 00:18:10.72 ID:nnJyo87t0
陽炎「あれ、開かない。司令、大丈夫ですか!? 司令! 司令!」
提督「…っ、か、陽炎……はっ、プラズマ……」
プラズマはニコリと笑いかけ、のこぎりを握り締める。
提督「な、何をするんだ、貴様!」
プラズマ「私のこと、解体しようとしていたんでしょ。その前に、提督を解体しようと思って」
以下略



26:名無しNIPPER
2015/01/23(金) 00:18:44.56 ID:nnJyo87t0
プラズマ(止めて! おい! こいつは私たちを殺そうとしたんだよ!)
電は無言で、プラズマを引っ込めようとするが、中々出来ない

プラズマ「……ぅぅ、ぁ、ああー、うぐっ……ぁ……ぁ」

以下略



27:名無しNIPPER
2015/01/23(金) 00:20:17.32 ID:nnJyo87t0
電は手にあるのこぎりを思い切り、自分の腹に刺した。
激痛と入れ替わりに、引っ込むプラズマ。

ドガン
誰かが、提督室を砲撃する。他の艦むすたちが、中に入ってくる。
以下略



28:名無しNIPPER
2015/01/23(金) 00:20:57.90 ID:nnJyo87t0
提督は黙って、電を持ち上げる。
電「司令官さん……次に生まれてくるときは、平和な世界がいいな……」
電はニコリと微笑んで、目を閉じた。

陽炎「電ちゃん……」
以下略



29:名無しNIPPER
2015/01/23(金) 00:22:55.70 ID:nnJyo87t0
***

電は運良くも助かり、現在、麻酔の効果で眠っている。
提督は暇な者を集め、ミーティングを開いた。
艦むすに、電を解体すべきかを問う。
以下略



30:名無しNIPPER
2015/01/23(金) 00:23:27.40 ID:nnJyo87t0
電は数日間眠り続けた末、見事全快した。
そして、提督の口から、あの日の出来事を伝えた。
電は何度も謝罪し、提督に解体を頼んだが、提督はそれを認めなかった。

今は、前と同じように、第六駆逐隊の子たちと一緒に過ごし、遠征を主に担当している。
以下略



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