過去ログ - 男「ただいまー」許嫁「…………」
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1: ◆64ADeZNCk.
2015/01/23(金) 18:00:21.31 ID:n0D1rJ5V0
男「ねえ、ちょっと?」

許嫁「…………」

男「おーい!おーい!」

許嫁「…………」ピク

男「おおおおおおおおおおおおいいいいいい!!」

許嫁「……ッ」イラッ

男「たーーーだーーーいーーーまーーーッ!!」

許嫁「ああ、もうっ!うるさいわね!聞こえてるわよっ!!」

男「なんだ聞こえてたのかよ。じゃあ、返事ぐらいしてくれてもいいのに」

許嫁「なんであんたにわざわざそんなこと言わないといけないのよ」

男「はぁ?なんでって、そりゃあ……仮にも同じ屋根の下で暮らしてるんだし」

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2: ◆64ADeZNCk.[saga]
2015/01/23(金) 18:02:00.00 ID:n0D1rJ5V0
許嫁「どういう意味よ」

男「つまりだな……こういう形でも、なんつーかその……一応家族になったわけじゃん?俺たち」

許嫁「……ッ!!」ギロッ
以下略



3: ◆64ADeZNCk.[saga]
2015/01/23(金) 18:04:49.63 ID:n0D1rJ5V0
許嫁「そんなの知ったことじゃないわ」

男「なに?」

許嫁「お父様がわたしに選んだ許嫁だかなんだか知らないけど、わたし、絶対に認めない!
以下略



4: ◆64ADeZNCk.[saga]
2015/01/23(金) 18:06:15.25 ID:n0D1rJ5V0
許嫁「それともう一つ」ガチャッ

男「はいッ!?」ビクッ

許嫁「私の前で二度と『家族』なんて言葉使わないでよね。寒気がするから」
以下略



5: ◆64ADeZNCk.[saga]
2015/01/23(金) 18:08:48.70 ID:n0D1rJ5V0
カチャッ!

男(ご丁寧に部屋のロックまでしちゃってまぁ。この照れ屋さんめ)

男(知ってるぞ。この一連の行動は、俗にいうツンデレだということをな!)
以下略



6: ◆64ADeZNCk.[saga]
2015/01/23(金) 18:11:51.91 ID:n0D1rJ5V0
男「あれ?晩飯の用意もしてないのか」

男「…………」グゥゥゥー……

男「しょうがない。カップラーメンでも喰うかぁ」
以下略



7: ◆64ADeZNCk.[saga]
2015/01/23(金) 18:13:49.53 ID:n0D1rJ5V0
お父さん、お母さん。
僕はもうダメかもしれません。
今日一日なんとか頑張ってみたけど、初日にしてはやくも心が折れそうです。
はやく家に帰りたいです……


8:名無しNIPPER[sage]
2015/01/23(金) 19:49:55.88 ID:0CKatbKJo
これは俺得SS


9:名無しNIPPER[sage]
2015/01/23(金) 20:42:41.62 ID:3H9W9VOU0
いいねぇいいねぇ


10:名無しNIPPER[sage]
2015/01/23(金) 22:35:06.33 ID:Is+mbZBOO
許嫁ssはもっと増えるべき


11:名無しNIPPER[sage]
2015/01/24(土) 05:43:02.52 ID:zjVv1NNuo



12:名無しNIPPER[sage]
2015/01/24(土) 07:59:31.57 ID:pWcWI4FQO
>>7
だけイッチの心の声みたいで草


13: ◆64ADeZNCk.[saga]
2015/01/24(土) 11:04:38.35 ID:CNAGHqZa0
時をさかのぼること、先日の朝のホームルーム前。
この時の俺は、のちに起こる災難などまるで知る由もなかった。

男「クラスの連中、今日はやけに騒がしいな。どうしたんだ?」

以下略



14: ◆64ADeZNCk.[saga]
2015/01/24(土) 11:05:13.59 ID:CNAGHqZa0
男友「なあ、ほんとマジで。このクラスで……いや二年生で知らないのはおまえぐらいなもんだぞ」

男「だから……な・に・が?」

キーンコーンカーンコーン
以下略



15: ◆64ADeZNCk.[saga]
2015/01/24(土) 11:06:21.67 ID:CNAGHqZa0
ガラララッ

担任「おはよう。今日はホームルームを始める前に、おまえらもお待ちかねの転校生を紹介したいと思う」

オー! マッテマシター! ハヤクシロー!
以下略



16: ◆64ADeZNCk.[saga]
2015/01/24(土) 11:38:28.30 ID:CNAGHqZa0
だが、その後待ち続けても一向に帰ってくる気配がない。
10分、20分と時間が過ぎていって、さすがに心配したのか担任が様子を見に行った。
その担任もなかなか帰って来ない。
やがてチャイムが鳴ったので、俺たちはそのまま一時限目の国語に突入した。


17: ◆64ADeZNCk.[saga]
2015/01/24(土) 12:12:05.49 ID:CNAGHqZa0
それからの時間は流れるように過ぎていって昼休みになり、
俺たちはいつものように屋上で昼飯を囲んだ。
話題はもちろん朝のことだった。

男友「間違いない!これは事件だ!俺の刑事としての勘がそう告げている!」
以下略



18: ◆64ADeZNCk.[saga]
2015/01/24(土) 13:28:49.97 ID:CNAGHqZa0
男友「実は、うちのクラスのテニス部のやつが面白い話をしているのを耳にしたんだ。
なんでもそいつ、朝練に行くために今日も朝早く登校していると、
校門の前になにやら黒い高級車が止まったのを見かけたらしい」

男「ほう」
以下略



19: ◆64ADeZNCk.[saga]
2015/01/24(土) 13:59:11.67 ID:CNAGHqZa0
男友「この話でわかったことが三つある。まず第一に美人であるということ。第二にお金持ちであるということ。
そして第三には――」

男友「危機管理能力がなさすぎるということだああああああああああっ!!」ビシィッ!!

以下略



20: ◆64ADeZNCk.[saga]
2015/01/24(土) 14:46:06.81 ID:CNAGHqZa0
男友「彼女が誘拐されていると考えるなら、このまま指をくわえて眺めているだけなのは我慢できない。
きっとなにか力になれることがあるはずだ。おまえらもそう思うだろ?」

男「……は?」

以下略



21:名無しNIPPER[sage]
2015/01/24(土) 14:59:55.23 ID:enC70LUtO
現在の所、男以外みんな人として性格が駄目だという事はわかった


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