11:名無しNIPPER[saga]
2015/01/23(金) 21:22:24.61 ID:bWGpac4so
「にが……。やっぱり私には荷が重かったみたいね……ふふっ」
そんな風に言いながら、楓さんがミルクとお砂糖をコーヒーに入れる。
普段まゆが入れるよりも、多く。
「…………楓さんは、ブラック飲めないんですかぁ?」
“楓さんも”ではなく、“楓さんは”。そんな自分の言葉に思わず苦笑い。
負けず嫌いというより、この場合はただの子供の意地張りで。
それから、きっと先程までの独り相撲が恥ずかしかったのもあった。
「ええ。飲めるようになれたら、とは思っているんだけど」
「そう、ですかぁ……」
理由は、訊ねなかった。その必要も無かったから。
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